週に何回か収集に来てくれる可燃ごみや不燃ごみの出し方はわかっていても、めったに出すことがない粗大ごみとなると迷うことも多いのではないでしょうか。粗大ごみを出すときのルールは自治体ごとに異なるので、鶴ヶ島市にお住いの場合もそのルールをきちんと把握して適切に出すことが大切です。
鶴ヶ島市で粗大ごみを出すときはどのように出せばいいのか、出し方や手順、そしてお得な方法についてもくわしく解説していきます。
目次
鶴ヶ島市での粗大ごみはどんなごみ?
鶴ヶ島市では、家庭から出る廃棄物を「ごみ」と「資源物」にわけて収集・受け入れを行っています。ごみ・資源物は大きくわけて2つのグループに分けることができ、それが「集積所へ出せるごみ」と「集積所に出せないごみ」です。
集積所に出せるごみとは?
可燃ごみ、不燃ごみのほか、蛍光灯や乾電池、水銀体温計などの有害ごみは集積所に出すことができます。ごみを入れる袋は自治体で指定しているものはなく、市販の45リットル以内が基準です。可燃ごみなら一辺が40cm以内、不燃ごみなら80cm以内で10kg以下のものであれば集積所に出すことができます。また、長さが180cm以内で太さが10cm以内の棒状のごみの場合は、不燃ごみとして集積所に出すことが可能です。
ごみではなくリサイクルに回せるびんやかん、紙や布類、ペットボトル、プラスチックといった資源物も、集積所に出し収集してもらうことができます。
集積所に出せないごみとは?
粗大ごみのほか、自治体で処理することができないタイヤやガスボンベ、消火器などの処理困難物や、家電リサイクル法により処理できない家電4品目、パソコンも集積所に出すことができません。
鶴ヶ島市ではどんなごみが粗大ごみになる?
一辺の長さが80cmを超えるもの、重量が10kgを超えるものが粗大ごみに該当します。例をあげると、タンスなどの家具類・ふとん・ソファ・カーペット・自転車・スノーボードなどです。プラスチック製の波板など、そのままでは80cmを超えていても切ることで一辺を40cm以内にできるので、そのように処理した場合は可燃ごみとして集積所に出すことができます。
粗大ごみの出し方・手順と手数料について
鶴ヶ島市で粗大ごみを出す場合、直接施設に持ち込むか戸別収集を依頼するという、2つの方法から選ぶことができます。それぞれの方法について出し方と手順、そして手数料についてもくわしく説明しましょう。
直接施設に持ち込む方法
直接施設に持ち込む場合、木製品やふとん、プラスチックなどの可燃物なら「埼玉西部クリーンセンター」に、不燃物なら「川角リサイクルプラザ」で受け付けています。
どちらの施設も搬入を受け付ける時間は、平日・祝日ともに月曜日から金曜日までの午前8時30分~11時45分、午後は1時~4時30分までです。土日と年末年始は受け付けていません。事前の予約なしで搬入することができますが、ごみが多量の場合は連絡するようにしてください。
処理手数料は、家庭で出たごみなら50kgまで一律200円で、50kgを超えた場合は10kgにつき100円がプラスされます。事業系のごみも受け入れ可能で、こちらは10kgにつき230円ですが産業廃棄物については受け入れできません。
直接施設に持ち込む際の手順
粗大ごみを直接施設に持ち込む手順は以下のとおりです。
- 粗大ごみの種類別にクリーンセンターかリサイクルプラザまで持ち込む
- 受付で免許証など住所を確認できるものを提示する
- 指示に従い粗大ごみを引き渡す
粗大ごみも可燃系と不燃系にわけて搬入する必要があり、可燃系は埼玉西部クリーンセンターへ、不燃系なら川角リサイクルプラザまで持ち込みます。
免許証など住所を確認できるものを提示するのは、この2つの施設が鶴ヶ島市を含む1市3町から出たごみだけを処理しているからです。つまり、鶴ヶ島市とほかの3つの町に住んでいることが確認できなければ、粗大ごみを持ち込むことができないということです。
戸別収集を依頼する方法
鶴ヶ島市で戸別収集してくれる粗大ごみは、集積所に出せないものが対象となっています。収集を依頼するなら予約が必要ですが、予約する前に確認しておかなければならない点があります。
ココがポイント
- 幅、奥行き、高さをはかっておく
- 粗大ごみを置く場所を確保しておく
収集車に積むことができないごみは受け付けられないので、あらかじめ幅・奥行き・高さをはかっておきます。分解して収集に出すものでも、分解前の寸法をはからなければなりません。
また、粗大ごみを置いておく排出場所も確保しておく必要があります。たとえば、駐車場や集積所、道路沿いなら収集に支障がない安全な場所を選んでください。
粗大ごみ戸別収集の手数料はいくら?
基本料金にプラスして、粗大ごみ1点ごとに手数料がかかります。基本料金は訪問1回につき500円で、1点ごとの手数料は以下のとおりです。
ひとりで運べる粗大ごみの場合
幅・奥行き・高さ三辺の合計が2.5m以内の「小」サイズなら300円、2.5mを超えて3m以内の「中」サイズも同じく300円、3mを超える「大」サイズは600円です。ひとりで運べる目安は、重量で30kg程度になります。
ひとりでは運べない粗大ごみの場合
幅・奥行き・高さ三辺の合計が2.5m以内の「小」サイズなら600円、2.5mを超えて3m以内の「中」サイズは1,300円、3mを超える「大」サイズも1,300円です。
粗大ごみ戸別収集の手順について
戸別収集で粗大ごみを出す場合の手順はつぎのとおりです。
1.粗大ごみ受付専用電話に連絡し予約を取る
専用電話は(049-276-3355)、受付時間は祝日を含む月曜日から金曜日までの8時30分~12時までと、13時~16時までです。粗大ごみを収集する時間も、電話受付時間と同様です。このときに収集日と手数料を確認しますが、希望する日の予約を取れない場合もあります。
2.排出場所に粗大ごみを出す
収集日当日になったら、指定した排出場所に粗大ごみを出しておきます。午前中の予約なら朝8時30分までに、午後の予約なら午後1時までに出しておきましょう。
3.収集に立ち会い手数料を支払う
収入には立ち会いが必要です。その場で作業員に現金で手数料を支払います。
お得に粗大ごみを処分したいならリユースを検討して
ごみとして処分してもらうのではなく、リユースを目的とした買取サービスを利用すればお得でエコにもつながります。鶴ヶ島市では、一括査定で買取価格を比較し不用品を売却できる「おいくら」というサービスの利用を勧めています。
買取可能なら処分費用はかかりませんし、売却なので逆にお金が入ってくることになり、出張買取が可能な業者に依頼するなら自宅にいながら粗大ごみの処分がすべて完結するのです。ごみとして処分する前に、まだ使えそうなものならリユースを検討してみてください。
待たずに手軽に粗大ごみを処分したいなら
鶴ヶ島市で粗大ごみを処分する場合、直接搬入するなら施設まで運ぶための車が必要で、積み降ろしは自分で行わなくてはいけません。また、戸別回収は自宅前まで収集に来てくれるのですが、収集に立ち会う必要があり希望日に予約できないこともあります。
また、戸別収集では粗大ごみの寸法をはかる必要があり、直接搬入では可燃系と不燃系で持ち込む施設が異なるので、2種類の粗大ごみを出す場合はかなり面倒です。
自分の希望した日時に粗大ごみを処分でき、自分で持ち運ぶ必要がない手軽な方法が、不用品回収業者への依頼です。不用品回収業者に依頼すれば、あらかじめ粗大ごみの寸法をはかる必要もなく可燃と不燃でわけなくてもOK、戸別収集のように1回5点までという制限もありません。
急いで処分したい粗大ごみがある人や、持ち運ぶための体力に自信がないという人も、粗大ごみの処分は不用品回収業者への依頼を検討してみてはいかがでしょう。