精米機といえば、お米の販売店で使用するものやコイン精米機といった大型のものだけでなく、今はコンパクトな家庭向け精米機も数多く出回っています。
使用している家庭はそれほど多くはないようですが、食べる直前に精米するとおいしさが格段にアップするということで、お米の味にこだわる人に人気のある家電です。
頻繁に買い替えるものではないので、処分方法についてはよく知らないという人もいるでしょう。精米機はどのように処分すればいいのか、くわしく解説しますので参考にしてください。
目次
精米機の種類について
家庭で使用されている精米機は、家庭向けとして販売されているコンパクトなタイプのほかに、お米の消費量が多い家庭で便利に使える業務用、そしてお手頃価格で超コンパクトな小型精米機もあります。
家庭用精米機
一般的な家庭用精米機は、1合~5合まで精米できるものが多く一度に炊く量が少なめの家庭向けです。それほど大きなサイズではなく重さも3~4kgくらいで、操作も簡単で気軽に使うことができます。
業務用精米機
業務用といっても、家庭で使うものは10~30kg程度精米可能な機種で、家庭用の精米機よりは価格が高めです。毎回5合以上炊飯する家庭なら業務用がおすすめ、家庭用よりも機能が充実しているので精米も本格的に行えます。
小型精米機
非常にコンパクトで一見すると精米機には見えない、ミキサーのような精米機です。0.5合から精米できるので一人暮らしの人にもおすすめ、精米するだけでなくフードプロセッサーとして使えるタイプもあります。小型なので狭いキッチンでも場所を取りません。
精米機の処分方法5つを解説
精米機を処分する方法はひとつではありません。今回はつぎの5つの処分方法について解説していきます。
- 自治体で処分してもらう
- リサイクルショップや専門業者に買い取ってもらう
- フリマアプリやネットオークションで売る
- 欲しい人に譲る
- 不用品回収業者に処分を依頼する
一般的な処分方法といえば、やっぱり自治体のゴミ処理サービスを利用することでしょうか。また、処理するための費用がかかる処分方法だけでなく、収入になる処分方法もあるようです。
それぞれの方法について、くわしく見ていきましょう。
自治体で処分してもらう
自治体でゴミを処分してもらうなら、燃えるゴミ・燃えないゴミ・粗大ゴミ・資源ゴミなどに分けて出すことになります。精米機の場合はどうでしょうか。家電製品なので金属のパーツが使用されていますから、燃えるゴミではないことは間違いないでしょう。
ダンボールや新聞紙、空き缶などの資源ゴミでもなく、該当するのは燃えないゴミか粗大ゴミということになります。
燃えないゴミとして出す
多くの自治体では、一辺が30cm以内のゴミや自治体が指定しているゴミ袋に入るものなら、一般のゴミとして住んでいる地区のゴミステーションに出せるとしています。
ですから、精米機がそのサイズにおさまる小さめのものなら、燃えないゴミとして出すことができるでしょう。ただし、精米機を粗大ゴミとして扱っている自治体なら、指定袋に入れて出すことはできません。
粗大ゴミとして出す
指定袋に入らない精米機、あるいは自治体で精米機を粗大ゴミとして扱っている場合は、粗大ゴミの回収に来てもらうか自治体の粗大ゴミを処理する施設まで持ち込んで処分してもらいます。
粗大ゴミの回収を希望する場合、自治体の粗大ゴミ受付窓口まで電話かインターネットで申し込みます。自治体によっては、粗大ゴミの回収を行う業者に電話で申し込む場合もあります。いずれの方法も、申し込んですぐに回収してくれるわけではないので注意してください。
回収日時の予約が取れたら精米機の処理料金を確認し、粗大ゴミ処理券を取り扱っているスーパーやコンビニなどで購入します。回収日当日、粗大ゴミ処理券を貼った精米機を指定された場所まで持ち運び、置いておけば回収してくれます。立ち合いの必要はありません。
小型家電として出せる場合も
自治体によっては、小型の家電製品をリサイクルに回すため、回収場所を設けて受け入れる拠点回収を行っています。ただし、回収ボックスに入る大きさであることが条件になる場合があるので、くわしくは各自治体に問い合わせてください。リサイクルのための小型家電回収は、処分するための費用がかかりません。
事業所の精米機は処分できない
自治体で処分できるのは、基本的に一般家庭から出たゴミです。事業所のゴミは処分することができないので、一般家庭以外で使っていた精米機もNGということになります。
リサイクルショップや専門業者に買い取ってもらう
故障していない精米機なら、リサイクルショップや専門の買取業者に買い取ってもらうこともできます。ただし、電化製品なので製造から年数が経ち過ぎたものは断られる可能性が高いです。また、傷やへこみ、汚れがひどいものなら、比較的新しい機種でも買取を断られたり、がっかりするほど安くなってしまうかもしれません。
高く買い取ってもらうためには
お店や業者が買い取りたいと思う精米機にするため、可能な限り汚れを落としキレイな状態にしてから査定してもらいましょう。また、複数の店に査定してもらい比較検討するのもおすすめですが、その場合はネットで査定してもらえば直接出向かなくていいのでムダが省けるでしょう。
フリマアプリやネットオークションで売る
リサイクルショップや買取業者の場合、ちゃんと売れる商品かどうかを見極めて買い取るか否かを判断します。ですから自分では売れるだろうと思っていた精米機が、売れることなく突き返されて途方に暮れるということもあり得るのです。
しかし、フリマアプリやネットオークションでは、そのような精米機でも買い手が納得すれば売れるので、とりあえず出品してみてはいかがでしょうか。価格の設定は自分でできるのですが、状態があまり良くない精米機なら安くしておくことで売れる可能性があるでしょう。
ただ、必ず売れるわけではなく、売れるにしても時間がかかるかもしれません。ですので、急ぎで処分したい人には向いていない方法といえます。
欲しい人に譲る
ちゃんと動く精米機であることが条件ですが、もっとも手軽に無料で実行できる処分方法です。家庭用の精米機はまだ一般に普及しているとはいえないのですが、興味がある、試してみたいという人は少なくないでしょう。
安く譲ることもできますが、無料でと提案すればすぐにもらい手が現れるのではないでしょうか。親戚や友人、知人、近所の人などに声をかけてみてください。
不用品回収業者に処分を依頼する
コンパクトな小型精米機なら持ち運ぶのもラクラクですが、業務用の重量があるものならカンタンには移動させられないかもしれません。そんな精米機なら不用品回収業者に処分を依頼するのがおすすめです。
処分費用が安い自治体に比べ不用品回収業者に依頼するのは高くなりますが、運び出しは業者が行うので負担がなく、自分の都合の良い日時に来てもらえるので忙しい人でも利用しやすいでしょう。自治体では処分を断られるような精米機でも、不要品回収業者なら回収可能です。
また、即日対応が可能な業者もいるので、急ぎの処分を希望するならおすすめの方法です。ついでにほかの不用品も回収してもらうことができますから、要らないものをまとめて処分しスッキリしてみませんか。