家庭で焼き立てのパンが食べられるホームベーカリー。欲しくて買ったけれど、すぐに飽きてしまってほこりをかぶっているというケースも少なくないはずです。
その一方で、毎日のようにパンを焼いている人なら意外と早く壊れてしまったということもあるようです。どちらのケースも、使わない・使えなくなったホームベーカリーなら処分を検討するのではないでしょうか。
しかし、ホームベーカリーなんて処分したことないという人なら、その方法がわからず困っているのかもしれません。ホームベーカリーはどのように処分すべきなのか、その方法について解説していきます。
目次
ホームベーカリーの処分方法6つを紹介
ホームベーカリーの処分方法の例として、つぎの6つがあります。
- 自治体で処分してもらう
- リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらう
- 販売店で下取りしてもらう
- フリマアプリやネットオークションで売る
- 欲しい人に譲る
- 不用品回収業者に処分してもらう
自治体での処分は、ホームベーカリーに限らずゴミを捨てたいときは真っ先に思いつく方法ではないでしょうか。普段から自治体のゴミ処理サービスを利用している人なら、自治体以外を検討するつもりはないという人もいるかもしれません。
今回、ほかの方法も紹介しますので自分にとってもっとも利用しやすい方法、メリットの多い方法を選んでみてください。
自治体で処分してもらう
ホームベーカリーは自治体でどんなゴミに分類されるのか、それによって処分方法が違ってきます。日本国内すべての自治体で、ゴミ処理サービスのルールが同じわけではないので注意してください。
ホームベーカリーはどんなゴミ?
ホームベーカリーは電化製品ということで、燃えない金属製の部品も使われていますから「燃えるゴミ」で出すことはできないでしょう。これはどの自治体にも共通しているはずです。
燃えるゴミでなければ「燃えないゴミ」ということになりますが、ゴミステーションに出せる燃えないゴミは指定袋に入るもので、一辺が30cm以下であること、これも多くの自治体で決められているルールです。ですから、指定袋に入るサイズのホームベーカリーなら、燃えるゴミとして出すことができるでしょう。
指定袋に入らないサイズのホームベーカリーなら、粗大ゴミとして出すことになります。もちろん、指定袋に入るサイズのホームベーカリーでも粗大ゴミとして出してもかまいません。粗大ゴミは自宅まで回収に来てくれる自治体も多いですから、重くて持ち運びが難しいものなら回収してもらった方がいいでしょう。
また、自治体によってはホームベーカリーを粗大ゴミとして扱うというルールがあるので、その場合は指定袋に入るサイズでも粗大ゴミで出してください。
粗大ゴミとして回収してもらうときの手順
粗大ゴミとしてホームベーカリーを回収してもらう場合の手順は、つぎのとおりです。
- 自治体の粗大ゴミ受付窓口まで電話かインターネットで回収を申し込む
- ホームベーカリーの処理費用分の粗大ゴミ処理券を購入する
- 粗大ゴミ処理券を貼ったホームベーカリーを予約した日時に指定場所に出す
ホームベーカリーの処理費用は、回収を申し込む際に教えてもらうことができますし、自治体のホームページで粗大ゴミの品目別料金にホームベーカリーの記載があれば、その金額の処理券を購入しましょう。
回収する場所は自宅前のほか収集場所を指定されることもありますが、一般的に回収時の立会いは必要なくホームベーカリーを置いておくだけで大丈夫です。
小型家電として出せる場合も
燃えないゴミ、粗大ゴミ、いずれも処分してもらうための費用がかかります。しかし、自治体でホームベーカリーを処分してもらうのに、無料でできる方法もあります。それは、小型家電として出すということです。
これは適正なリサイクルを目的とした小型家電リサイクル法により、市町村や認定事業者が小型家電の回収を行うもので、回収する品目はそれぞれの市町村ごとに異なります。回収方法は、公共施設や学校などに設置された回収ボックスや町内のゴミステーションの回収コンテナに入れるなど、こちらも市町村によりルールが定められています。
小型家電として出せば無料で処分できますが、ホームベーカリーは該当しない場合もあるので各自治体に問い合わせてください。
リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらう
正常に作動するホームベーカリーなら、リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらうこともできます。ただし、電化製品なのであまり古いものは断られる可能性が高いですし、調理器具ということで汚れがひどいものも断られるでしょう。
一方で製造からそれほど年数が経過していない未使用、あるいは新品同様のものなら高価買取が期待できます。買い取ってもらえるか自信がないなら、事前に電話連絡するなど確認してから持ち込むことをおすすめします。
販売店で下取りしてもらう
新しいホームベーカリーを購入するから古いものが不要になった、そのようなケースなら販売店で下取りしてもらうことも可能でしょう。もちろん、下取りサービスを行っていないお店やホームベーカリーは対象外というお店ではムリなので、下取りしてくれることを条件にお店を選ぶのもおすすめです。
下取りしてもらうと、新しく購入する商品の代金が安くなる上に古いホームベーカリーの処分費用が不要になります。下取りがムリでも、無料で引き取り処分してくれる場合もありますから、新しいホームベーカリーを購入するならその点を問い合わせてみてください。
フリマアプリやネットオークションで売る
多少の汚れやへこみなど、使用感があっても十分使用できるホームベーカリーならフリマアプリやネットオークションで売ることができます。価格は自分で決めることができるので、リサイクルショップや買取業者を利用するよりも高く売れる可能性もあるでしょう。
ただし、必ず売れるというわけではないので、すぐに処分したいという人には向かない方法です。
欲しい人に譲る
壊れて使えなくなったホームベーカリー以外なら、欲しい人に譲るというカタチで処分することもできます。ホームベーカリーに限らずちょっと目新しく興味を引くような調理家電は、ある程度使った後はしまいっぱなしになることも多いです。
出すのが面倒、後片付けが面倒、飽きた、そんな理由で使わなくなってしまったホームベーカリーなら、まだまだ十分パンを焼けるはずです。まだ使えるのですからゴミとして廃棄してしまうのはもったいない、欲しいという人に譲ってみませんか。
譲られた人がお礼としてお金を支払ってくれるかもしれませんし、新品同様ならこちらから「いくらで」と交渉してもいいかもしれません。どちらにしても処分するための費用はいりませんし、近所に住む人に譲るなら送料なども不要なので、負担なく手軽に処分できる方法でしょう。
不用品回収業者に処分してもらう
費用は自治体の処分よりもかかるのですが、不用品回収業者に処分を依頼すれば回収までかなりの時間待つということはなく、重いホームベーカリーを持ち運ぶ苦労もないというメリットがあります。
業者によっては即日対応も可能なので、とにかく急ぎで処分したいという人なら迷わず不用品回収業者に依頼してください。ホームベーカリー1台だけなら、回収費用は自治体が200~300円くらいであるのに対し2,000円程度かかる場合があり、高いと感じるかもしれません。
しかし、不用品回収業者に依頼すればほかにもいろいろと不用品を処分でき、まとめることでお得になる料金プランがあるので、引っ越しの予定がある人や断捨離したい人なら便利に利用することができるでしょう。