ビール瓶を無料で回収する方法について、いくつかの方法があることをご存じでしょうか。この記事では酒屋に返却し、保証金制度を利用する方法・買取業者やフリマアプリを利用して買い取ってもらう方法・資源ごみに出す方法・有料にはなりますが不用品回収業者を利用する方法をご紹介します。
自分に合った方法で正しく処分しましょう。
目次
ビール瓶の回収方法
ビール瓶の回収方法には以下の6つの方法があります。
- 酒屋
- 買取業者
- フリマアプリ
- 資源ごみ
- 小学校の廃品回収
- 不用品回収業者
どのようなビール瓶にどの方法が適しているのでしょうか。次にそれぞれの回収方法のメリットデメリットを解説していきます。
酒屋に持ち込む
日本のビールメーカーから出している茶色い瓶のリターナブル瓶は、酒屋に持ち込めば1本につき5円を返金してもらえます。ポイント還元している店舗もありますよ。また、ビールケースは200円返金してもらえます。
デメリットとしては、リターナブル瓶以外は返金保証はありません。回収してはもらえますが、ビール瓶を酒屋まで持っていくのが面倒だと感じる人もいるかもしれません。また、酒屋が近くにない場合や営業時間外の場合は回収してもらえません。
ビール瓶保証金制度について
ビール瓶保証金制度とは、ビール酒造組合が導入しているリターナブル瓶の保証金制度です。ビールを買う際に、空き瓶の保証金を預かり瓶を返却すると保証金が返金される仕組みです。ビール瓶保証金制度は1974年から導入され、現在では日本全国で実施されています。保証金は1本あたり5円で返却された瓶は回収され再使用されます。
リターナブル瓶とは
リターナブル瓶とは、何度も使えるように返却・洗浄・詰め替えをする瓶のことです。ワンウェイ瓶(一回だけ使って捨てる瓶)よりも、CO2の排出量を大きく減らすことができるので、環境に優しい容器と言えます。リターナブル瓶には、「R」マークが刻印されています。これは、日本ガラスびん協会が認定したリユース瓶であることを示しています。リターナブル瓶は、買ったお店に返却するのが基本ですが、返却先が分からない場合には、「びんリユース回収拠点マップ」を利用することができます。
酒屋が引き取ったビール瓶は、工場できれいに洗って問題がないかチェックしてから再び使います。大切に扱えば8年くらいは使え、中には10年以上も使われるビール瓶もあります。
買取業者に買い取ってもらう
買取り業者に買取ってもらう方法のメリットは買取業者は自宅まで引き取りに来てくれる場合が多いので手間がかかりません。
しかし、デメリットもあります。ウイスキーボトルやワインボトルは空の容器でも高値で買い取ってもらうことも可能ですが、ビール瓶の買取価格は1本あたり数円から数十円程度です。また買取業者によっては、引き取りに来てくれない場合や手数料を取られる場合もあります。そのため買取業者を選ぶ際には事前に条件を確認することが大切です。
フリマアプリを利用する
ビール瓶は、ガラス製品として再利用されたりクラフトやインテリアに使われたりすることがあります。特に、レトロなデザインや珍しい色や形のビール瓶は、コレクターの目を引くかもしれません。フリマアプリでビール瓶を出品すれば、少しでもお金になる可能性がありますよ。
デメリットは、ビール瓶の発送や取引に手間がかかるということです。ビール瓶は割れやすいので梱包に気をつけなければなりません。また、送料も高くなる可能性があります。フリマアプリでビール瓶を売る場合は、買い手とのやりとりも必要です。時間や労力がかかることを覚悟しなければなりません。
瓶の王冠も売れる
フリマアプリでは空き瓶だけでなく、瓶の王冠も出品されています。王冠はおしゃれなデザインのものも多く、海外ビールの王冠はリメイクされ缶バッチやマグネットとして再利用している方もいます。瓶だけでなく王冠も出品してみてはいかがでしょうか。
資源ごみ
手がかからずに処分する方法は資源ごみの日に出す方法です。ワンウェイ瓶や、瓶の本数が少ない場合やまとめても重くなければ簡単に無料で処分ができる方法です。ビール瓶は、ガラス製の容器として資源ごみに分類されます。資源ごみは、市町村によって回収日や回収場所が異なりますので事前に確認してください。
また、資源ごみに出す前には、以下の点に注意してください。
ココに注意
- 中身が残っていないことを確認してください。中身が残っていると、ガラスが割れたり臭いや虫の発生の原因になったりします。
- 割らないでそのまま出してください。割れたガラスは、回収業者や処理施設の作業員に怪我をさせたり他の資源ごみと混ざって再利用ができなくなったりします。
小学校の廃品回収で処分する方法もある
地域の小学校にて廃品回収にてビール瓶を回収してもらうこともできます。集まった資源ごみは買い取り業者によって買い取ってもらえ、さらに自治体からの補助金も出ます。こうして換金されたお金で学校に必要な備品などに充てられます。子どもたちの環境教育の機会にもなり学校にも貢献できるのでおすすめです。
デメリットとしては自分の子が在籍していないと日程が把握しづらいことや、小学校の廃品回収は年に数回しかないことです。すぐに処分ができないのでしばらく保管しなくてはなりません。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者ではビール瓶の回収も依頼できますよ。どのような人に向いているか、メリットデメリットとあわせて解説していきます。
メリット
不用品回収業者に依頼するメリットは簡単に処分できることです。不用品回収業者に連絡して、ビール瓶を回収してもらうだけです。自分で運ぶ必要もありません。本数が多く仕訳に手間がかかる場合や、運び出しが困難な場合は引取りに来てもらえる不用品回収業者に依頼するといいでしょう。
不用品回収業者では、ビール瓶以外にも回収が可能です。合わせて処分したいものがある場合にもおすすめの方法です。また、回収日時も柔軟に対応してもらえる場合が多いので、見積もりの際に合わせて相談してみるといいでしょう。
デメリット
不用品回収業者に依頼するデメリットは、他の方法と比べると料金が高いことです。事前に見積もりを複数の業者から取ることをおすすめします。また、業者の中には悪質業者も存在しますので不法投棄などのトラブルにも合わないように、「一般廃棄物収集運搬業許可」や、古物営業(古物商)許可といった免許を取得しているか確認し、慎重に選ぶようにしましょう。
スーパーでは回収していない
スーパーでは缶・トレー容器・牛乳パックを回収していますが、ビール瓶の回収は行っておりません。ビール瓶は重さがあり割れる恐れもあり保管方法が難しいからです。また返金に対応する人材の確保も必要になるからです。
酒屋であれば、ホテルや飲食店との取引もあるため、頻繁に多くの空のビール瓶の回収を行っているため、返金・回収の対応が可能なのです。
まとめ
ビール瓶の処分方法について6つの方法をご紹介しました。
酒屋に持ち込むと、お金やポイントがもらえる場合があります。買取業者に売却すると、高値で買い取ってくれる可能性があります。フリマアプリで売ると、自分の好きな価格で出品できます。資源ゴミとして出すと、環境にやさしく手軽に処分できます。小学校の廃品回収に出すと、地域貢献になります。不用品回収業者に依頼すると、引取りにきてもらえ他の処分品も回収してもらえます。自分の都合や目的に合わせて選んでみてください。ビール瓶の処分に困っている方はぜひ参考にしてください。