住まいが坂戸市でまだ粗大ごみを出したことがない方、あるいは出したことはあるけれど記憶があやふやだという方など、いざ粗大ごみを出そうとしたときにいろいろ迷うことがあるかもしれません。
昔は自治体のごみ出しルールはそれほど厳しくはなかったのですが、今は決められたことをきちんと守らないと処分してもらえないことがあるので要注意です。
今回は坂戸市の粗大ごみの出し方・手順、手数料に加え、お得に粗大ごみを出すための方法についても解説していきましょう。
目次
坂戸市での粗大ごみはどんなごみ?
「粗大ごみ」はどのようなごみを指すのか、それは自治体によって異なることがあるので注意しなければなりません。坂戸市に引っ越してきたら、以前住んでいた地域のごみ出しルールでごみを出すことはできないということです。
坂戸市では、家庭から出る廃棄物をごみと資源物に分け14種18分別で処理しています。
14種18分別で処理
・資源物
プラスチック、カン、ビン、新聞、雑誌、ダンボールなどリサイクルに回す7種11分別の資源ごみ
・ごみ
燃やせるごみ、燃やさないごみ、乾電池、粗大ごみなどの7種7分別
どんなごみが粗大ごみになる?
坂戸市では、一辺が60cm以上のごみを粗大ごみとし、品目ごとに処理料金を定めています。ただし、収集や処理の都合上で60cm未満であっても粗大ごみに該当するものもあります。くわしくは、坂戸市の「資源とごみの分別マニュアル」の分類表を確認するようにしてください。
粗大ごみの出し方と手順について
坂戸市で粗大ごみを出す場合、ふだん収集してもらう燃やせるごみや燃やさないごみとは異なる出し方になるので注意してください。指定袋に入れたごみはゴミステーション(集積所)に出しますが、粗大ごみの場合はゴミステーションに出すことができません。
粗大ごみはつぎの2つの方法から選んで出すことになります。
- 戸別収集を予約する
- 清掃センターへ自己搬入する
それぞれの方法・手順について、くわしく見ていきましょう。
戸別収集を予約する
坂戸市で粗大ごみを戸別収集してもらう場合は有料で、品目ごとに手数料が決められています。予約制なので、粗大ごみ予約センター(電話:049-288-5300)まで連絡する必要があります。
電話予約受付は、平日の月曜日から金曜日までと第2・第4土曜日、時間は午前8時30分から正午まで、午後は1時から5時までとなっています。ただし、該当する日でも祝日や年末年始(12月29日~1月3日)は受け付けていません。
また、1回の予約につき5点まで出すことができますが、1点の重量はおおむね60kgまでとなっています。処理にかかる料金は品目によって決められていますが、200円~1,500円の範囲内です。
戸別収集の手順について
戸別収集の手順は以下のとおりです。
- 粗大ごみ予約センターに電話し予約を取る
- 収集当日に粗大ごみを玄関先や門扉近くまで移動させておく
- 手数料を支払い粗大ごみを引き渡す
ほかの自治体では粗大ごみの回収時に立ち会う必要がないケースもありますが、坂戸市の場合は回収当日自宅で待機していなければなりません。処理にかかる手数料の支払いが回収時だからです。粗大ごみ処理を依頼する場合、シールタイプの粗大ごみ処理券を貼り付け置いておけばOKという自治体も多いのですが、坂戸市では異なるので注意してください。
また、アパートやマンションなどの場合は敷地内の入口付近に移動させておきましょう。収集するのはいずれも1階のみ、2階以上は不可です。
戸別収集の注意事項
希望する収集日があるならその3日以上前に予約する必要がありますが、予約状況によっては希望日を予約できない場合もあります。
また、石油ストーブやファンヒーターを回収してもらう際は、危険ですからタンク内に残っている灯油と、電池も必ず抜いておくようにしてください。
清掃センターへ自己搬入する
粗大ごみを自己搬入して処分してもらいたい場合、坂戸市の東清掃センター(坂戸市大字赤尾2292番地・049-284-0690)で受け付けています。平日の月曜から金曜までと第2と第4土曜日の、午前8時30分~正午まで、午後は1時~4時30分まで受け入れ可能です。ただし、祝日や振替休日と年末年始の12月29日~1月3日までは受け入れ不可です。
処理手数料は一般家庭から出たごみなら50kgまで無料、50kgを超えた分から10kgにつき100円がかかります。事業系のごみなら10kgにつき240円ですが、10kg未満の場合は10kgとみなします。
清掃センターへ自己搬入する手順について
- 受付時間内に粗大ごみを持ち込む
- 身分証明書等を提示する
- 指示に従って粗大ごみを引き渡す
身分証明書等を提示するのは、住所の確認が必要だからです。坂戸市ではほかの市町村からのごみの持ち込みを禁止しており、他人のごみを代行して搬入することができません。
また、戸別収集とは違い事前予約は必要ありません。受け付けしている時間内に粗大ごみを持ち込みましょう。
清掃センターへ自己搬入する際の注意事項
坂戸市では戸別収集で依頼できないような粗大ごみでも、自己搬入ならOKというものがあります。たとえば消火器やタイヤ、バッテリーなどですが、これらにはそれぞれ手数料が決められており、一般的な粗大ごみのように50kgまで無料ではないので注意してください。また、消火器の場合はリサイクルシール代も必要になります。
家庭用パソコンも東清掃センターで受け入れ可能ですが、家電リサイクル法の対象であるテレビ・冷蔵庫や冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機は、メーカーにリサイクル義務があるため自治体では処理することができません。
坂戸市で粗大ごみをお得に処分する方法は?
粗大ごみを回収してもらうには料金がかかり、自己搬入の場合は料金はかかっても少額、重量がなければ無料になるのですが、持って行く手間がかかり積んでいく車も必要になるでしょう。
実は処理手数料なし、さらに運び出す手間も不要になるという、粗大ごみのお得な処分方法が坂戸市にはあるのです。坂戸市では粗大ごみの再利用(リユース)を勧めており、不用品の一括査定サービス業者と業務連携協定を締結しています。
不用品(粗大ごみ)を一括査定し、買取可能なものであれば買い取ってもらうことで、処理費用が無料になるどころか収入を得ることもできるのです。すべての粗大ごみを買い取ってもらえるというわけではありませんが、出張買取に応じてくれる業者なら家の外まで持ち出す手間も労力も不要になる、メリットの多い処分方法でしょう。
リユースできれば環境にやさしく、さらにお財布にもやさしいという粗大ごみ処分が叶います。ごみとして処分してしまう前に、まず再利用も検討してみてください。
すばやく確実に粗大ごみを処分したいなら
坂戸市で粗大ごみを戸別収集してもらうのは、自宅前まで来てくれるのでありがたいのですが、予約した日に在宅していることが条件で、希望する日に予約できないこともあります。自己搬入する場合、持ち運ぶための車が必要になりますし、車に積むことができなければ持って行くこともできません。リユースも、価値がない粗大ごみなら買取は期待できないでしょう。
粗大ごみを期日までに片付けたい、急に処分する必要がある、そんなときは坂戸市の粗大ごみ処理サービスを利用できないかもしれません。そういった困ったときに頼りになるのが不用品回収業者です。不用品回収業者なら、電話1本で粗大ごみを回収してくれて相談すれば即日対応も可能です。重くてかさばる粗大ごみを持ち運ぶ必要はなくスタッフにすべてお任せできます。
引っ越しなどで粗大ごみ・不用品が多いというのなら自治体で処分するのは大変、まとめて回収してくれる不用品回収業者に依頼すれば手間も時間も大幅にカットできるでしょう。粗大ごみに困ったときは、不用品回収業者という最後の手段があるので検討してみてください。