趣味が音楽関係の方は、家に弦楽器がある人もいるのではないでしょうか。小さいころから使っているものや、買い替えるタイミングになると、処分する必要があります。弦楽器の処分といえば、「粗大ゴミ」が一般的に思い浮かびますが、他にも捨てる方法はたくさんあります。
捨て方によって処分費用が異なるので、本記事では、弦楽器を処分する方法を【無料】、【有料】、【売却】の3つの視点で紹介していきます。自分に合った処分方法を見つけ、弦楽器を処分しましょう。
目次
弦楽器を【無料】で処分する方法
弦楽器を無料で処分する方法は、「誰かに譲る」、「解体して燃えるゴミで処分する」の2つです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
誰かに譲る
弦楽器を無料で処分する1つ目の方法は、「誰かに譲る」ことです。人に譲って処分する方法なので、壊れているものはこの方法を使って処分することはできません。友達、知り合い、ママ友、近所の方など、身近な人で弦楽器が欲しい方がいないか聞いてみましょう。
もし身近な方で弦楽器の貰い手が現れない場合は、ジモティーなどネットを利用して募集してみてもいいでしょう。無料で提供するので、貰い手が現れるかもしれません。ネット経由で誰かに譲る場合は、知らない人なので、トラブルにならないように注意しましょう。
些細なことからでもトラブルは生じるので、綿密にやり取りを交わすことが、トラブル回避のポイントです。
・メリット
処分費用がかからない。有効活用してもらえる。
・デメリット
貰い手が見つかりにくい。または見つからない。
解体して燃えるゴミで処分する
弦楽器を無料で処分する2つ目の方法は、「解体して燃えるゴミで処分する」ことです。弦楽器は木で作られているので、ノコギリやハンマーを使えば解体することが可能です。そのため、チェロやコントラバスといったサイズの大きな弦楽器でも、燃えるゴミで処分できます。
解体するときは十分に注意しながら行いましょう。ケガの原因にもなるので、不慣れな方や自信のない方は、他の処分方法で処分することをおすすめします。
ほとんどが燃えるゴミで処分できますが、弦などは燃えないゴミに分類されるので、処分する際は分別しながら捨てましょう。
・メリット
処分費用がかからない。自分の好きなタイミングで処分できる。
・デメリット
解体するのに手間がかかる。解体するために工具が必要。
弦楽器を【有料】で処分する方法
弦楽器を有料で処分する方法は、「粗大ゴミで捨てる」、「不用品回収業者に依頼する」の2つです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
粗大ゴミで捨てる
弦楽器を有料で処分する1つ目の方法は、「粗大ゴミで捨てる」ことです。弦楽器を捨てる方が一般的に思い浮かびやすい処分方法です。粗大ゴミであれば、サイズの大きい弦楽器でも簡単に捨てることができます。
粗大ゴミを捨てる手順を紹介しますが、自治体によってルールや費用が異なるので、必ず事前に自分で自治体に問い合わせてください。
粗大ゴミを捨てる手順
- 弦楽器を粗大ゴミで捨てたいことを自治体に伝えます。このときに捨てる場所、日時、費用などを一緒に聞いておきましょう。
- 粗大ゴミを捨てるためには「粗大ゴミ専用シール」が必要です。コンビニや郵便局などで販売しているので、処分に必要な分だけ購入してください。
- シールを弦楽器に貼り付け、指定された場所、日時に捨てれば処分完了です。
・メリット
処分費用が比較的安い。国が処分するので安心。
・デメリット
粗大ごみの回収が月に1回程度である自治体が多いため、捨てる日を逃すとなかなか捨てられない。
もし、急いで処分したい方で好きなタイミングで処分したい場合は、直接ゴミ処理施設に持っていくことですぐに処分することが可能です。この場合も、必ず事前に捨てに行くことを連絡しましょう。
不用品回収業者に依頼する
弦楽器を有料で処分する2つ目の方法は、「不用品回収業者に依頼する」ことです。不用品回収業者は、家まで回収しにきてくれるため、不用品の量が多い、重量物がある、といった方でも手間をかけずに捨てることができます。
弦楽器の処分にも活用できますが、弦楽器1つだけを処分する場合、処分費用が高くなってしまいます。業者によっては、単品回収をしていない、単品回収をしているけど、一律3,000円以上かかる、といった業者もいるので、業者選びが大切です。
中には単品回収にも力を入れている業者もいるので、1,000円程度で回収してくれるところもあります。業者によって「深夜・早朝対応可能」、「不用品買取も実施中」といった細かなサービスが異なるので、しっかりホームページを見て、自分に必要なサービスを行っている業者を選びましょう。
不用品回収業者に依頼する場合、悪徳業者にひっかかないように気を付けてください。悪徳業者は不法投棄したり、高額請求したり、、金品を盗んだりと危険です。「古物商許可証」を取得し、国からの許可を得て活動している業者であることが大切です。
・メリット
量が多い・重量物があるといった場合でも捨てやすい。手間がかからない。
・デメリット
単品だと処分費用が高い。悪徳業者がいる。
弦楽器を【売却】して処分する方法
弦楽器を売却して処分する方法は、「フリマサイトに出品する」、「リサイクルショップで売却する」の2つです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
フリマサイトに出品する
弦楽器を売却して処分する1つ目の方法は、「フリマサイトに出品する」ことです。メルカリやラクマで出品して売却すれば、処分するだけでなく、お金に換えられるのでお得です。この方法で処分する場合、壊れていない弦楽器でなくてはいけません。
実際にメルカリで検索してみると5,000円~20,000円程度の間で商品が売られていることが多いです。特に人気のあるギターの出品が多く目立ちます。自分の持っている弦楽器がいくらで売れそうか、検索してみてください。
フリマサイトであれば、自由に値段設定できるので、自分の納得のいく金額で売却することができます。手数料は取られますが、店舗を介さず個人同士で売買するため比較的高く売れるのが特徴です。
・メリット
お金に換えて処分できる。
・デメリット
商品によっては売るまでに時間がかかる。または売れない。
リサイクルショップで売却する
弦楽器を売却して処分する2つ目の方法は、「リサイクルショップで売却する」ことです。リサイクルショップは、フリマサイトで出品する方法と違い、店舗に持っていくことで即日処分することができます。
そのため、急いで処分したいけどお金にも換えたい方は、リサイクルショップで売却するほうがおすすめです。しかし、リサイクルショップは多様な商品を取り扱うお店なので、弦楽器についての知識が乏しく、買取価格が安いです。
そのため、少しでも高く売りたい方はフリマサイトで出品するか、弦楽器を専門に買い取ってくれるお店で売却することをおすすめします。
・メリット
すぐに処分できる。
・デメリット
高く売れない。
自分に合った処分方法を選んで弦楽器を処分しよう
全部で6種類の処分方法を紹介していきました。弦楽器を処分する方法は粗大ゴミ以外にもたくさんあるので、自分の好きな方法で処分しましょう。今回紹介した処分方法もそれぞれ特徴(メリット・デメリット)があるので、自分に合った方法を選んで弦楽器を処分してください。