「洗濯機を廃棄したいけど、どうしたらいいの?」と悩まれている人はいませんか。洗濯機は家電リサイクル法に該当する家電です。粗大ごみなどで廃棄する方法は選択できません。ただし、廃棄する方法は家電リサイクル法で定められた手順だけではないので、状況に応じて対処をしましょう。
そこで今回は次の内容について解説をします。
ココがポイント
- 洗濯機の廃棄方法
- 家電リサイクル法が推奨する廃棄方法
- 洗濯機を不用品回収や廃品回収で廃棄する方法
洗濯機の廃棄方法を探している人は参考にしてください。
目次
洗濯機の廃棄方法
洗濯機の廃棄方法は、大きく分けて次の3つの方法に分けられます。
- 経済産業省などが推奨する家電リサイクル法にのっとり廃棄する
- 不用品回収や廃品回収を利用して廃棄する
- 廃棄ではなく売却や譲ることで再利用してもらう
型が古く使えない洗濯機は家電リサイクル法や不用品回収業者を利用して廃棄をしましょう。しかし、まだ利用できる洗濯機を手放す場合、廃棄をするのはもったいないです。廃棄ではなく、別の人に再利用してもらう方法を探しましょう。
それぞれの方法を詳しく解説します。
家電リサイクル法が推奨する方法で廃棄
洗濯機は家電リサイクル法の4品目に該当します。自治体の粗大ごみとしては処理ができません。再利用できる有用な部品などを抜き出し、リサイクルをします。家電リサイクル法は資源の有効活用を推奨する法律です。
しかしリサイクル作業には費用がかかります。費用は今まで洗濯機を利用していた消費者(排出者)が支払うルールです。適切なルートで廃棄することで、資源の再利用を確実に行います。
廃棄方法は状況によって異なるので、次の2つから選択をしましょう。
- 洗濯機の販売店で廃棄をする
- 郵便局で家電リサイクル料金を支払い廃棄する
2つの方法に共通して言えるのは、廃棄する洗濯機のメーカー確認が必要な点です。リサイクル料金はメーカーや大きさによって異なります。相談をする前に、廃棄する洗濯機のメーカーを確認しておきましょう。
詳しく解説をします。
洗濯機の販売店で廃棄する方法
次のいずれかに該当する販売店には、家電を回収する義務が家電リサイクル法により生じます。
さらに詳しく
- 洗濯機を新しく買い替えた販売店
- 古くなった洗濯機を当時売った販売店
洗濯機を買い替える場合は、購入先の販売店に廃棄を依頼しましょう。洗濯機を配送してもらうと同時に回収をしてもらいます。配送料は新しい洗濯機を届ける際に支払うので安くなることから、家電リサイクル料金だけで廃棄できる方法です。
買い替えない場合で、当時購入した販売店がわかる場合は、そのお店に相談をしましょう。ただし、収集運搬料と家電リサイクル料金の両方がかかるので注意が必要です。
どちらも利用できない状況ならば、郵便局で家電リサイクル料金を支払う方法を選択してください。
郵便局で家電リサイクル料金を支払い廃棄する方法
販売店で廃棄できない場合は、郵便局でリサイクル料金を振り込みましょう。振込後、家電リサイクル券を受け取ったら次のいずれかの方法で廃棄をします。
方法
- 自治体が指定する家電リサイクル品引取所へ持ち込む
- 自治体が認可する収集運搬業者に依頼をする
直接家電リサイクル品引取所へ持ち込めば、手間はかかりますが収集運搬料がかかりません。持ち込めない人は、収集運搬業者に依頼をし、運搬料金を支払って回収してもらえば完了です。
不用品回収や廃品回収の方法で廃棄
洗濯機は、不用品回収や廃品回収の方法で廃棄ができます。洗濯機の他に廃棄したいものが大量にある場合は、不用品回収や廃品回収を選択しましょう。
ココがポイント
- 不用品回収:不用物をすべて回収
- 廃品回収:リサイクル可能なものだけを回収
リサイクルできない不要物が大量にある場合は、不用品回収業者に依頼をします。廃品回収業者は引き取れない不要物もあるので注意をしましょう。柔軟に対応してくれるのは不用品回収業者です。
不用品回収業者に依頼をする方法
不用品回収業者に依頼をする方法は次のとおりです。
- ネット等で検索し不用品回収業者を2~3件ピックアップする
- 電話で見積もりをとり、一番良い不用品回収業者に依頼をする
- 不用品を回収してもらい料金を支払う
不用品回収業者によって料金の算出方法が異なります。大量に不用品がある場合は、重さに応じた乗せ放題パックがおすすめです。
また、買取りサービスを実施する不用品回収業者もあります。不要物の中に状態の良い買取り可能な物があれば、請求料金より値引きをしてくれるサービスです。まだ使える洗濯機ならば、買取りも行う不用品回収業者を選択しましょう。
不用品回収や廃品回収を利用する際の注意点
無許可で不用品回収や廃品回収を行う業者への引き渡しに注意をしましょう。「無料」をうたい不用品を回収する業者もありますが、無許可の業者によるトラブルが発生しています。
ココがダメ
- 不法投棄
- 環境対策を無視した廃棄
- 無料回収と言いながらも後から高額請求
無許可の業者が不法投棄をし、もともとの所有者が特定されれば、排出した人が処罰されるかもしれません。適切に処理したと証明できなければ、不法投棄として5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金またはその両方を課せられます。
また、無料とうたいながらも回収後に高額請求をされるなどの被害もでているので注意をしましょう。無許可の業者に騙されないよう注意をしてください。
廃棄ではなく売却や譲る
まだ利用できる洗濯機は、廃棄ではなく売却や譲る方法を選択しましょう。廃棄すれば費用がかかりますが、売却できれば利益を得られます。
ココがおすすめ
- リサイクルショップに売却をする
- ネットオークションやフリマアプリで売却をする
- 知人や友人、ジモティーなどを利用して譲る
出張買取りサービスを行うリサイクルショップに売却すると手間が省けます。近くのリサイクルショップをネットで探し相談をしましょう。
ネットやフリマアプリでの売却も可能ですが、手間がかかるので注意をしましょう。また売れないと処分するまでに時間がかかります。
まだ使えるけど型が古いなどの洗濯機は、譲る方法を検討しましょう。引き取りに来てもらうことを条件に譲れば、処分に必要な費用を削減できます。
洗濯機を廃棄したいまとめ
洗濯機の廃棄方法について解説をしました。最後にまとめます。
ココがポイント
- 使えない洗濯機の廃棄は、家電リサイクル法に従った方法がおすすめ
- 洗濯機以外にも処分したいゴミが大量にある場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめ
- まだ利用できる洗濯機は廃棄よりも売却や譲る方法を検討する
洗濯機はルールにのっとり適切に廃棄をしましょう。