家庭やオフィスで使えるメタルラックは、収納やディスプレイに便利なアイテムですが、壊れたり不要になったりした場合、適切に処分する必要があります。
本記事ではメタルラックの処分方法について詳しく解説します。
また、その手順やメリット・デメリットについても解説していくので、メタルラックの処分に関する疑問や悩みを解決する手助けになることでしょう。
目次
メタルラックを処分する方法6選
メタルラックを処分する方法6選を以下に紹介していきます。
- 不燃ごみとして出す
- 自治体に粗大ごみとして回収してもらう
- 販売店に引き取りを依頼する
- リサイクルショップで売却す
- フリマアプリやネットオークションを利用する
- 不用品回収業者に依頼する
1.不燃ごみとして出す
まず、小型サイズのメタルラックや30センチメートル以下に解体できる場合は、自治体の不燃ごみとして出すことができます。
また、棚板を不燃ごみとして出し、30センチメートル以上の支柱は大型ごみとして回収してもらう方法もあります。ただし、メタルラックが錆び付いていたり曲がったりして解体が困難な場合は、棚板が動かせず外せない状態になることも少なくありません。
そのため、無理に解体せず大型ごみの回収や不用品回収業者などに依頼して、そのまま処分する方法をおすすめします。メタルラックを不燃ごみとして出す場合のメリットは、無料で処分できることです。
ただし、デメリットは解体には手間がかかり、無料なのは30センチメートル以下の場合に限られることです。
メタルラックを解体して処分するときの注意点
メタルラックを解体する際は壊れかけているものであっても非常に危険です。大型のメタルラックを解体するには、通常のドライバーやレンチなどの工具では時間がかかるため専用の工具であるパイプカッターがあると便利です。
パイプカッターは約1,000円で購入することができます。30センチメートル程度にカットすることができますが、大型のメタルラックはパーツが多く怪我のリスクも存在します。
そのため、工具の取り扱いに慣れていない方は専門業者に依頼するのがおすすめです。また、解体したメタルラックでも自治体によっては粗大ごみとして扱われてしまう可能性があります。
ごみの分別や処分ルールは自治体ごとに異なるため、自治体でメタルラックを処分する場合は、解体を始める前に適切なごみの分別方法を事前に調べてから行いましょう。
2.自治体に粗大ごみとして回収してもらう
メタルラックの処分方法はほとんどの場合、自治体による粗大ごみ回収が一般的です。
お住まいの自治体に回収の申し込みを行います。
伝えられた必要な金額分の粗大ごみ処理券を購入し、指定された日に処分するメタルラックを収集場所に出します。
メリットは安価でメタルラックが処分できることです。デメリットは急ぎの場合にはこの処分方法は適していないことです。
回収までの期間は1〜2週間ですが、年末年始や引っ越しシーズンなどは1カ月以上待たされることもあります。回収にかかる費用は比較的安価ですが、メタルラックを運び出す必要があるため、分解せずに処分する場合は適切な運搬方法を考慮してください。
3.販売店に引き取りを依頼する
一部の家具販売店では、新しい家具の購入時に古い家具の引取サービスを提供しています。なお、販売店ごとに引取条件が異なるため、新しいメタルラックの購入を検討している場合は、事前に販売店に確認することが重要です。
メリットとして、この引取サービスを利用すれば、新しい家具が自宅に届いた際に古い家具の処分も同時に行えるため、手続きを省くことができます。
デメリットは、販売店によっては引き取り条件が難しかったり、料金がかかってしまったりと中々融通が利かないところです。
4.リサイクルショップで売却する
傷や汚れが少なくまだ使用可能な状態のメタルラックは、リサイクルショップで売却することができます。一部のリサイクルショップでは無料の出張査定サービスを提供していています。
リサイクルショップで売却するメリットは、収入を得ることができる点や出張査定を利用すれば運び出しの心配がない点です。また、場合によってはパーツを回収してくれることもあるので、詳細は事前にリサイクルショップに確認してみましょう。
デメリットは特にありませんが、メタルラックが高級品でもない限り高値の金額はつけられないため、あまりおすすめしません。
5.フリマアプリやネットオークションを利用する
メタルラックの処分方法として、フリマアプリやネットオークションを利用する方法もあります。フリマアプリやネットオークションであれば、自分が設定した価格での売却も可能です。
一方、リサイクルショップでは即日換金が可能ですが、フリマアプリやネットオークションを利用する場合は商品が相手に届いてからの入金となります。また、梱包などの手間がかかるため、とりあえず販売したい場合には向いていません。
フリマアプリやネットオークションを利用する方法のメリットは、収入を得られることや好きな価格を設定できることです。
一方、デメリットは売れるまでの時間や商品ページの作成や梱包などの手間がかかることです。
6.不用品回収業者に依頼する
メタルラックの処分方法として、運び出しできない場合や速やかに処分したい場合には、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。即日対応してくれる業者もあり、緊急の処分にも対応してくれる場合もあります。
また、一部の業者はトラック積み放題プランや定額パック制を提供しており、メタルラックを含む不用品をまとめて販売してもらうことができます。不用品回収業者に依頼する際のメリットは、メタルラックを迅速に処分できることと運び出しの手間が不要であることです。
不用品回収業者は自宅まで取りに来てくれるため非常に便利ですが、デメリットは悪徳な業者の存在です。安い料金に惹かれて依頼すると、後に不法投棄などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。前提として正式な認可を得て営業している業者かどうかを確認しましょう。
ココがポイント
許可を得ている業者は「一般廃棄物処理業許可」または「古物商許可」を取得しており、ホームページなどで確認することができます。
さらに、口コミの確認やしっかりと見積りをとることも重要です。多くの場合、見積りは訪問または電話で行われますが、正確な料金を知りたい場合は訪問見積りを依頼しましょう。
訪問見積もりの場合、料金に納得できればその場で回収してもらえる場合もあります。
電話見積もりの場合は指定日に業者が回収に伺います。
業者によってはクレジットカードが利用可能な場合もあるため、詳細を確認しましょう。
回収業者によって料金は異なりますが、一般的には約10,000円以内で回収してもらえることが多いです。
時期や地域、部屋の階数によって費用が変動する場合もあります。
詳しくはホームページに記載があるので、料金体系が分かりにくい場合は注意が必要です。
また、相場と大きく異なる料金設定や安すぎる料金にも注意しましょう。
正しい料金設定が行われる時期を確認し、信頼性の高い業者を選ぶことが大切です。
まとめ
メタルラックの処分方法には複数の選択肢があります。不燃ごみとして処分する方法は比較的簡単ですが、解体には注意が必要です。
お住まいの地域によっては粗大ごみとして回収してくれる場合もあるため、自治体のガイドラインを確認しましょう。また、販売店に引き取りを依頼する方法やリサイクルショップでの売却も選択肢の1つです。
送料の計算や梱包などじっくり向き合える方は、ネットワークオークションを利用することで、他の人に活用してもらうこともできます。
不用品回収業者に依頼して処分してもらう場合は、時間や手間があまりかからないことがメリットになりますが、正式な認可を受けていない業者には注意が必要です。
最終的な選択肢は、自分の状況や環境への配慮に応じて決めるべきです。
本記事で紹介した方法や注意点を参考にして、正しい処分方法や回収方法を選びましょう。