食器を手早く綺麗に洗うには食洗機が便利ですが、壊れてしまったり、使わなくなってしまったりすると、どう処分すればいいか悩むと思います。サイズも大きいので粗大ごみで捨てるか、他の捨て方があるのか気になる方のために、食洗機の処分方法を解説します。
食洗機を捨てる方法は数種類あるので、自分の捨てやすい方法を見つけて参考にしてください。
目次
食洗機は2種類あるので注意
食洗機は「据置型」と「ビルトイン型」の2種類あり、処分費用が異なるので違いを覚えておきましょう。
「据置型」の食洗機
据置型は、キッチンの空いているスペースなどにおいて食器を洗う置き型の食洗機です。賃貸住宅に住んでいる方が使用することが多く、引っ越しなどで捨てることがあります。
据置型の食洗機は、取り外し工事なども必要ないので好きな処分方法で捨てることができます。
「ビルトイン型」の食洗機
ビルトイン型は、キャビネットの中に入っているタイプの食洗機です。そのため、専門業者に依頼して取り外し工事をしてからでないと、処分することができません。
据置型に比べると、重量も重く20kg以上する食洗機もあります。据置型に比べて処分する手間がかかるのが特徴です。据置型でもビルトイン型であっても、処分方法は変わらないのでこれから紹介する方法を見ていきましょう。
食洗機を処分する方法
食洗機を処分するときには処分方法によって特徴があります。それぞれの特徴を理解した上で、自分の捨てやすい方法を選びましょう。
自治体を利用して処分する方法
自治体で利用して処分する方法は、「粗大ごみで処分」、「燃えないゴミで処分」、「小型家電リサイクル法を利用」の3種類あります。どの処分方法であっても、自治体によってルールや費用が異なるので、事前に問い合わせて確認しましょう。
粗大ごみで処分する場合
粗大ごみで処分する場合は、以下の流れに沿って行います。
- まずは食洗機を捨てる旨を自治体に連絡しましょう。その際に、捨てる場所、日時、費用を確認しておくとスムーズに処分することができます。
- コンビニや郵便局で「粗大ごみ専用シール」が売っているので、処分に必要な費用分を購入しましょう。
- 食洗機にシールを貼り付けて、指定された場所・日時に捨てれば処分完了です。
・メリット
処分費用が比較的安く処分することができる。国が処分するので安心。
・デメリット
ほとんどの自治体が粗大ごみの回収を月に一回程度しかしていないので、好きなタイミングで捨てにくい。
燃えないゴミで処分する場合
自治体が指定している袋に食洗機を入れれば、燃えないゴミとして捨てることができます。燃えないゴミであれば、処分費用もかからず、自分の好きなタイミングで処分することが可能です。
・メリット
無料で処分することができる。いつでも処分できる。
・デメリット
指定された袋に入るサイズしか捨てることができない。
小型家電リサイクル法を利用する場合
食洗機は小型家電リサイクル法の対象となるので、自治体によっては無料で回収しているところがあります。回収ボックスの中に入れたり、イベントで回収したり、自治体によって回収方法は異なりますが、回収してもらえます。
主に回収ボックスで回収しているところが多いので、少し手間になりますが、自分で持っていけば処分することが可能です。
フリマサイトで出品する
メルカリやラクマなどフリマサイトで出品して処分する方法もあります。この処分方法は、処分費用がかからないだけでなく、お金に換えることができるのが魅力です。しかし、壊れてしまったものを販売できないので、この方法では処分できません。
実際にメルカリで検索すると1,000円~50,000円程で販売されているものが多いです。商品の種類や状態によって値段が大きく異なるため、一度自分の商品がどれくらいの値段で出品されているか確認してみましょう。
・メリット
好きな値段に設定することができるので、高く売ることができる。処分費用がかからないだけでなく、お金に換えることができる。
・デメリット
商品の種類や状態によっては売るまでに時間がかかる、もしくは売れないことがある。
リサイクルショップで売却する
リサイクルショップで売却して処分する方法も、処分費用がかからないだけでなく、お金に換えることができます。フリマサイトで出品する方法と比べ、売却価格が安くなってしまうのが特徴です。
リサイクルショップは買取った食洗機を、自分のお店で販売するためあまり高く買取ってもらえません。またいくら状態がいいものでも、人気・需要のない食洗機であれば、値段が低くなってしまいます。
リサイクルショップが家の近くにない方や、持ち運びが不便な方は、出張買取を利用しましょう。店舗によって出張買取をしていない場合もあるので、事前にホームページなどで確認してください。
・メリット
店舗に持っていけば、即日買取りしてもらえるのですぐに処分できる。
・デメリット
買取金額があまり期待できない(もしくは売れない)。
家電量販店に引き取ってもらう
家電量販店によっては、食洗機を引き取ってくれるところもあります。ビックカメラであれば無料で回収(新しい商品を購入する場合)、ケーズデンキであれば550円で回収(据置型の場合)といったように店舗によって異なります。
回収してもらう家電量販店に事前に連絡し、費用などを問い合わせてください。
・メリット
食洗機を買い替える場合は、購入と合わせて処分できるので手間がかからない。
・デメリット
値段や対応している店舗か確認する必要があり、持っていかなければいけない。
必要としている人に譲る
自分の家族、友達、近所の人など食洗機を必要としている人に譲ってあげることも処分方法のひとつです。この方法であれば、処分費用も無料で処分することができます。食洗機を必要としている人は、あまり多くないので、おまけ程度で考えたほうがいいです。
身近に譲る相手がいなければ、ネットで食洗機を必要としている人に譲ることもできます。こちらのほうが譲る相手を見つけやすいですが、知らない人に譲るのでトラブルにならないように気をつけましょう。
・メリット
無料で処分できる。有効活用してもらえる。
・デメリット
必要としている人を見つけるのがたいへん。(もしくは見つけられない)
不用品回収業者に依頼する
最後の処分方法は、不用品回収業者に依頼することです。不用品回収業者であれば、いらないものをなんでも回収してもらうことができ、家まで取りに来てくれるので、重たい食洗機であっても手間がかかりません。
しかし処分費用は高くなるので注意しましょう。1つだけ処分するよりもまとめて処分するほうがお得になるので、食洗機以外にも捨てるものが多い人におすすめです。
・メリット
不要なものをまとめて大量に処分することができる。
・デメリット
処分費用が高い。悪徳業者が多い。
自分にあった捨て方を選んで食洗機を捨てよう
食洗機の処分方法をいくつか紹介してきましたが、それぞれの特徴(メリット・デメリット)が異なるので、理解しておくことが大切です。
少しでもお金に換えたい人は「売却系」、すぐに処分したい人は「即日系」など、自分の状況に合わせて、自分に合った処分方法を選びましょう。食洗機の捨て方を悩んでいる人は、ぜひ本記事の紹介している捨て方を参考に処分してください。