ベッドを処分する際に粗大ゴミとして出す方法や不用品回収、廃品回収で捨てる方法を分かりやすく解説します。
目次
ベッドを粗大ゴミで処分する方法
日本全国のほとんど自治体はベッドを粗大ゴミに指定しており、回収を行っています。ベッドは日本全国のほとんどの自治体で粗大ゴミに指定されていて、それぞれのルールに基づいて処分可能です。
処分方法や費用は自治体ごとにことなりますが、一般的に定期的に行っている収集サービスまたは自身での施設持ち込みにて捨てられます。ベッドを粗大ゴミで出す場合の代表的な方法は以下をご参考にしてください。
ベッドを粗大ゴミ取集で捨てる方法
ベッドを粗大ゴミ取集で捨てるには、以下のような手順を採用している自治体が多いです。
- ベッドの粗大ゴミ収集利用の申請
- 粗大ゴミ料金の支払い
- ベッドを粗大ゴミ回収場所に出す
申請は役所窓口または電話、インターネットより行えますが、自治体によってはインターネット申請に対応していない場合もあります。申請を行うと、窓口であればその場で料金を支払い、ベッドを回収場所に出す際に貼り付けるシールや用紙が発行されますので無くさないように保管しておきましょう。
また、粗大ゴミの料金の支払い方法は自治体によって異なり、ベッドの回収当日に支払うケースもあります。その他、電話やインターネットで申請した場合も、指定場所にて先払いまたは当時など様々ですので、詳しくはお住いの地域の役所へご確認ください。
なお、収集日にベッドを出す際は、ほとんどの自治体が職員による補助等を行っていませんので、ご自身で運ばなければなりません。ただし、高齢者や身体的に事情があり、運び出すことができない事情がある場合は相談可能な自治体もあります。また、ベッドの回収場所は自宅の玄関先など自治体ごとに指定されていますので、回収日時とともにご確認の上、適切に出すようにしましょう。
ちなみに、ベッドを粗大ゴミ収集で処分した場合の料金は、数百円~数千円と自治体によって設定がことなります。
また、シングルベッド、ダブルベッド、ソファーベッド、ベビーベッドなど種類やサイズによって料金設定している自治体もありますので、正確な手数料はお住いの地域の役所にてご確認ください。
ベッドを粗大ゴミ持ち込みで捨てる方法
多くの自治体は指定の粗大ゴミ処理施設にて、ベッドを直接持ち込んで処分できる可能性があります。この場合、事前の予約なしで持ち込める場合が多く、通常は平日の8:00~17:00の間に受け付けています。
なお、土日祝日・年末年始は施設が閉まっている自治体がほとんどで、12:00~13:00は昼休みで対応していないケースもありますので、事前にご確認ください。
料金は、一般的に重量ごとに設定していて、例えば粗大ゴミ10㎏あたり100円というように従量制を採用しています。
このように、持ち込みの方が一見お得に見えますが、車両の用意や燃料費などを考えると、ベッドを収集サービスで捨てた方が安いケースもありますので、総合的に判断の上、ご検討ください。また、持ち込みの場合の車両からのベッドの荷下ろしは、基本的に職員の補助はありませんので、一人では難しい場合は同行者と持ち込みましょう。
ベッドを不用品・廃品回収で処分する方法
ベッドは自治体の行政サービス利用の他、不用品回収や廃品回収を利用して処分することもできます。その手順や注意事項は次のとおりです。
ベッドの処分を不用品・廃品回収業者に依頼する
基本的には、不用品回収業者や廃品回収業者にベッドの処分を依頼します。お住いの地域で回収を行っている業者があれば、連絡の上、料金や回収日時の確認をしましょう。業者ごとに回収料金がことなるので、可能であれば何社かに相見積もりを依頼して納得してから決めるのもおすすめです。
なお、料金の相場は5,000円~10,000円くらいで自治体の行政サービスよりは高額になる可能性があります。ただし、処分するベッドがまだ使用可能であれば、買い取りで利益になる可能性もありますので、査定依頼も可能です。
買取査定に関しては、本来は値段がつくはずなのに回収料金を支払って損してしまう可能性もありますので、申し込み連絡の際に業者に確認しておきましょう。
また、引っ越し業者がベッドの回収を行っている場合もありますので、より安心に処分したようでしたら、利用を検討してみてください。
ベッドの処分を不用品・廃品回収業者に依頼する際の注意点
ベッドの処分を不用品回収や廃品回収を利用する場合、違法な業者も存在しますのでご注意ください。基本的にベッドを廃棄物として扱って一般家庭から回収を行う場合、業者は「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要になります。
また、ベッドの回収に料金を設けて、その後、中古として売り出すような商売性があれば、各都道府県の公安委員会に古物商許可の申請を行湧ければなりません。こういった許可を受けていない業者は、不法投棄、不適正処理など違法な行為を行っている可能性もあります。
このように、ご自身のベッドが違法的に処分されるということは、間接的に業者の違法行為に加担している事にもなりかねませんので、ご注意ください。
ベッドのその他の処分方法
ベッドは自治体の行政サービスや不用品・廃品回収業者への依頼以外にも次のような方法でも処分できます。
ベッドを解体して家庭用ごみとして処分
ベッドを細かく解体することが可能であれば、粗大ゴミでなく通常の家庭用ごみとして捨てられる場合があります。ルールは自治体ごとにことなりますが、指定のごみ袋に入るサイズまで解体できれば小分けして捨てられそうです。
ただし、ベッドは木材、金属、プラスチックなど様々な素材で組み立てられているので、それらを自治体が設けているゴミ分別に該当しなければ、処分はできません。
また、解体する場合は、ベッドの種類によって非常に手間がかかることも考慮して行うようにしてください。
ベッドをリサイクルショップやインターネットで売却して処分
ベッドが使用可能であれば、リサイクルショップやインターネットのオークションサイトやフリマアプリを利用して売却による処分も可能です。金額はインターネットの方が高く売れる傾向にありますが、ベッドは大型なので梱包や送付に手間がかかります。
リサイクルショップの場合は、出張買取サービスを実施していることも多いので、査定価格は安くなる可能性は高いものの、手間は少ないです。いずれにせよ、ご自身が納得できる利益を得られそうであれば、利用価値があると言えます。
ベッド買い替え時の引き取りサービスで処分
ベッドを販売している家具店などでは、買い替え時に引き取りを行っている場合もあります。もちろん、買い替えが条件となっているので、引き取りサービスを利用する場合は、新しいベッドの購入は必要です。
とはいえ、業者によっては無料での引取りも行っているので、ベッドの買い替えタイミングであればお得に処分できます。また、無料でない場合の多くは、2,000円~4,500円くらいの処分料金を設けています。
まとめ:ベッドを粗大ゴミや不用品・廃品回収で処分する方法について
以上、ベッドを粗大ゴミや不用品・廃品回収での処分や他の方法などを解説しました。
ベッドを粗大ゴミで出す場合は、お住いの地域の自治体の行政サービスを利用可能です。また、不用品・廃品回収業者を利用する場合は、許可が得られているかなど注意した上での利用をおすすめします。
その他、解体による家庭ごみとしての廃棄、リサイクルショップやインターネットでの売却、買い替え時の引き取りサービスの利用など、ベッドの処分方法は様々あります。
ぜひ、これらをご参考に、ご自身に一番適していて正しい方法でベッドを処分なさってください。