子どもの成長に伴い、処分を検討するチャイルドシート。状態によっては、ただ粗大ごみとして処分するだけでは、もったいない場合もあります。チャイルドシートの処分方法には大きく分けて4つあり・自治体の粗大ごみ回収で出す方法・中古品として売る方法・人に譲る方法・不用品回収業者に依頼する方法があります。
この記事ではチャイルドシートの4つの処分方法を詳しく解説していきます。
目次
チャイルドシート処分方法
チャイルドシートの処分方法としては以下の4つの方法があります。
処分方法
処分を検討する場合
・粗大ごみとして出す
・不用品回収業者に依頼する
買取を検討する場合
・リサイクルショップに売る
・フリマアプリで売る
という風に大きく分かれます。それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
自治体に粗大ごみとして出す
処分を検討するときに、一番利用しやすいのは自治体への粗大ごみ回収ではないでしょうか。チャイルドシートは大型のものが多く自治体のごみ収集袋に入らないため、多くの市町村では粗大ごみとして回収しています。
粗大ごみとして処分する手順
一般的に、チャイルドシートを粗大ごみとして処分する手順は、以下のようになります。ただし、自治体によって細かいルールが異なる場合があるので、事前に確認するようにしましょう。
- 各自治体のホームページや粗大ごみ受付センターに問い合わせて回収予約をします。
- コンビニやスーパーなどで粗大ごみ処理券を購入します。料金は自治体によって異なりますが、一般的には300円から1000円程度です。
- 処理券に氏名や受付番号などを記入し、チャイルドシートに貼り付けます。
- 予約した日時に自宅の前にチャイルドシートを置きます。
不用品回収業者
チャイルドシートを不用品回収業者に依頼してする方法もあります。
自治体の粗大ごみ回収は、自治体のルールに従って分別や手続きをしなければならない場合が多く、手間がかかりますが、不用品回収業者は、依頼から回収まで即日対応してもらえ、チャイルドシートを自宅まで引き取ってくれるので、運ぶ手間が省け、スムーズな処分が可能です。
また、不用品回収業者によっては、チャイルドシートの状態や需要に応じて、買取をしてくれる場合があります。これにより、処分料金を節約したり、お小遣いを得たりすることができます。
チャイルドシート買取を考える場合
使用期間も短く、状態の良いものであれば、チャイルドシートの買取サービスを検討してみてはいかがでしょうか。つぎに、買取サービスを検討したいチャイルドシートの条件について解説していきます。
どのような状態だと買取ってもらえるか
チャイルドシートの買取条件として、最も重要なのは「状態」です。チャイルドシートは、子どもの体重や衝撃に耐えるために、強度や機能性が高い素材で作られています。しかし、長期間使用したり、保管方法が適切でなかったりすると、劣化したり、故障したりする可能性があります。そのため、買取店は、チャイルドシートの状態を細かくチェックします。例えば、以下のような点に注意します。
ココに注意
- 汚れや傷がないか
- ベルトやバックルが正常に動くか
- クッションやカバーが破れていないか
- 取扱説明書や付属品が揃っているか
- 製造年月日や使用期限が切れていないか
これらの点が良好であれば、高価買取が期待できます。逆に、これらの点が悪ければ、買取価格は下がるか、買取不可となる可能性があります。特に、製造年月日や使用期限は重要です。チャイルドシートは、一般的に製造から5年以内に使用することが推奨されています。
それ以上経過していると、素材の劣化や安全基準の変更により、安全性が低下する恐れがあります。そのため、製造年月日や使用期限を確認しましょう。
人気のモデル
高価買取が期待できるチャイルドシートの条件としては、「ブランド」も重要です。チャイルドシートは、数多くのメーカーやブランドから発売されていますが、その中でも人気や知名度の高いものは、買取価格も高くなります。例えば、以下のようなブランドは高価買取が期待できます。
ブランド
- コンビ(Combi)
- アップリカ(Aprica)
- マキシコシ(Maxi-Cosi)
- ブリタックス・ローマー(Britax Römer)
- グレコ(Graco)
これらのブランドは、品質や機能性だけでなく、デザインやカラーも豊富であり、多くのユーザーから支持されています。そのため、買取店でも需要が高く、買取価格も高く設定されています。逆に、知名度や人気の低いブランドは、買取価格も低くなります。
リサイクルショップ
チャイルドシートの買取はリサイクルショップに持ち込めばその場ですぐ査定してもらえ、即現金化が可能です。出張買取や宅配買取にも対応しているので、気になる店舗に、問い合わせてみてみましょう。
気になる店舗
チャイルドシートなどのベビー用品は専門の買取ショップもあります。専門ショップであれば査定も細かくしてもらえるので、リサイクルショップよりも高価買取が期待できます。
専門ショップ
リサイクルショップを利用する際は、店舗によって買取価格が変わってくるので、いくつか査定に出してみて比較検討することをおすすめします。自分の納得のいくショップで、買取依頼をしましょう。
フリマアプリやジモティー
チャイルドシートをフリマアプリやジモティーなどのオンラインサービスを利用して売るという方法がありますが、チャイルドシートを売るためには、フリマアプリやジモティーなどのサービスに登録したり、写真や説明文を作成したり、価格交渉や発送手続きなどのやり取りをしたりする必要があり、面倒に感じる方もいるかもしれません。チャイルドシートは安全性が重要ですから、傷や汚れ、劣化などがある場合には、買い手に正直に伝える必要があります。
しかし、フリマアプリであれば自分の好きな価格で設定ができるので、リサイクルショップよりも高価での売却が可能です。また、ジモティーであれば、自宅まで取りに来てもらえるので、大きなチャイルドシートを運び出す手間も省けるというメリットもあります。
チャイルドシートの買い替え目安
チャイルドシートは、子どもの年齢や体重に応じて適切なタイプを選ぶ必要があります。 道路交通法では、6歳未満の子どもはチャイルドシートかジュニアシートに乗せることが義務付けられています。 しかし、6歳以上でも身長140cm未満の場合は、車のシートベルトだけでは安全に保護されない可能性があります。 そのため、身長140cm以上になるまではジュニアシートを使用することが推奨されています。
チャイルドシートは大きく分けて3種類あります。
リヤフェーシング型(後向き型)
新生児から1歳頃まで。首がすわっていない赤ちゃんに適しています。しっかりと座席に固定ができ、回転式のものもあります。日よけのシェードが付いているものもあったり、商品のバリエーションが豊富です。
フォワードフェーシング型(前向き型)
1歳から4歳頃まで。首がすわり自分で座れるようになった子どもに適しています。ドリンクホルダーがついていたりするのも特徴です。
ブースターシート型(ジュニアシート)
4歳から10歳頃まで。身長135cm以下の子どもに適しています。座席に置くタイプで、持ち運びも簡単です。
子どもの成長に合わせて、これらのタイプを買い替える必要があります。
まとめ
チャイルドシートは、使用期限や状態によって処分の方法が変わります。状態が良ければ、買取サービスを検討し、処分する場合は、自治体のルールに従い正しい方法で処分をしましょう。持ち運びが困難であったり、処分品が多い場合は不用品回収業者に依頼する方法もあります。
チャイルドシートは、子どもの安全を守るために必要なアイテムです。正しく処分して、安心して乗車できるようにしましょう。